教師の休職率はいかほど!?休職体験談を語る。

yagi

教師も人間である。辞めたくなることがあるのです!

教育の現場は、多くの子どもたちとその保護者、地域住民、同業である教師たち等、様々な「人間」を相手にする現場です。

一見、教師はたくさんの子供たちに囲まれて、笑顔の絶えない時間を過ごしている、そんな理想的な働き方にも見えてきますね。

ここで、実際の教師の一日はどのような生活なのか、一緒に見ていきましょう。

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とある小学校に赴任した、教員8年目の女性教師の日常の話。

~午前中~

朝、7:30に学校へ到着。

教職員日直のため、ペアの教師とともに、職員室での朝の日直活動をはじめる。

職員室中の机を拭いたり、床清掃、花の手入れなどを手早く済ます頃、通常通りほかの教員たちが到着。

元気よく挨拶をするが、まだ寝ぼけ眼の同僚もいる。

8:00 早い生徒はそろそろ到着する時間。

正門前に立ち、朝の挨拶指導をしながら、なにか問題を抱えている生徒がいないか、周りに不審者はいないか、気を張りながら生徒を迎える。

8:30 すべての教員が顔をそろえたところで、本日の教職員朝礼へ。本日の伝達事項や、行事、委員会の確認をし、担任である第5学年の教室へと向かう。

8:45 受け持ちクラスの朝の朝礼。ここからが、児童・生徒と本格的に向き合う時間。点呼をとり、欠席児童がいないか、体調に問題のある児童、朝ご飯を欠食している児童がいないか、など、細かな確認をし、朝清掃や読書指導を、時間割に応じて進めていく。

9:00 時間割通りに午前中の授業を進めていく。

授業の指導案の作成や、準備物の用意は、前日までに済ませており、あとは、児童の発言を引き出し、思考の視野を広げてやれるように、授業を展開していく。

ここで気になるのは、学力差。

進学塾や、家庭教師など、学校外での学習環境に差があるため、先取り学習をしている児童、学校の授業にすらついていけない児童、さまざまな学力レベルの児童に対し、フェアに学ぶ機会を与えるのが、教員の仕事だ。

学力に応じて、課題を与えていけば、もともとあった学力差はさらに広がっていってしまう。とは言え、このレベルに合わせておけばよい、という正解はない。

児童たちからは、「そんなの簡単だから、次を。」という声も、「全然わからないからもう一度教えて。」そんな声もあがる。

同学年に存在しても、このクラス30名の児童は、皆同じではない。

自分を見つめる60の瞳に、苦しさを感じることがある。

~お昼~

お昼休みの時間が訪れ、おいしい匂いがしてきた。

給食指導では、むかしは「残さず食べましょう。」が決まり文句だったが、今では、アレルギーや体質を理由にそのような指導を強いることはできない。

家庭から提出されているアレルギー情報にはもちろん目を通している。

しかし、子供には好き嫌いもある。

大量のニンジンを残そうとしている児童に対して、さて、この子の場合はこう。

牛乳を半分だけ残している児童に対して、こちらの子の場合はこう。

教員はこんなとき、お得意様の上客を1日に30人抱えているコンシェルジュだったかしら?

と錯覚することもある。

~清掃~

ローテーションでの清掃活動も、小さな担当エリアの中で、仕事量の多い少ないがあるようで。

「〇〇ちゃんはいつもほうきばかり取る。」とか、「〇〇君は掃除の時間にいなくなる。」とか

小さな問題はたくさん勃発する。

 

こっちもうっせーばーかと言いたくなる。

 

時に、児童たちの声は、自分の耳のフィルターをすり抜けていき、指導するより、自分がやってしまった方が早い。

そう感じてものすごいスピードで掃除に取り掛かることもあった。

~午後の授業~

児童にとっては眠気のピークでもあるので、手先や身体を動かすような授業スタイルを積極的に取り入れる。

よかった、よかった、楽しんで授業に臨んでいる生徒が多いようだ。

~帰りの時間~

滞りなく午後の授業を終えると、子どもたちと直截的にかかわる時間のフィナーレ、帰りの会へと突入する。

児童たちも、帰りの会だけは、集中し、進行も早い。

教室から一人残らず児童を送り出し。教室での担任の仕事を終える。

久しぶりに職員室に戻ると、ジャージ姿のまま再び飛び出し、まだ校庭に残っている児童の帰宅指導をする。

17:00 教職員の終礼を進行し、日直としての全体的な仕事も滞りなく終了。

足早に学校をあとにする同僚もいる中、約束の保護者面談の時間だ。

学習状況の不安から、保護者より面談の希望があった。

1時間、保護者がしゃべりっぱなしの面談。「善処していきます。」というより他なかった。

職員室の机に戻り、ふと見やれば、明日返却すべき、課題が積まれている。

赤ペンをにぎり、集中して添削作業。

それをすますと、ようやく、あしたの授業の準備にとりかかる。

描いていた「理想の授業」はたくさんあった。

しかし、今できるのは、教科書会社の発行している、ダイジェスト版の指導ガイド、これに目を通すくらいのことだ。ひどいときは、これを教室に持ち込み、本番1発勝負で授業をこなすことになる。教えているのではない。こなしてしまっているのだ。

それでも、家についたのは、22:00。

今日は電話対応がなかった分、いくらか早く帰れた。

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ある教師の一日を見ていただいたが現職の方は被ることが多いのではないでしょうか?

これが週に5日。そして土、日も出勤しなければならないときもある・・・

体も精神も疲れ果てていました。

 

この仕事を続けられるか。

そう悩んだ末、辞めると決める前に、休職届を提出した。

教員が休職届を出すことになる、一番の理由は、その仕事量のハードさだと思います。

 

「教室で児童に教科を教える」以外の業務がかなり多く、それら一つ一つに真剣に向き合い、よりよいやり方は?と真面目に取り組める教員ほど、休職という選択肢を選ぶ傾向があるように思います。

退職届の一歩手前、休職届で留まっているのは、それまでに積み重ねてきた実績が足止めをしたり、再び教師として復帰する方が困難であるからです。

休職率の高い年代は、30歳に差し掛かった頃、教員8-10年目が最も多いように思います。

それより以前に、自身の進退に迷う年代は、休職よりも退職を選ぶ傾向にあり、次のステップへと、割と気軽に鞍替えすることがあります。

30歳くらいの年代は、ある程度長く仕事もしていきて、先輩や同僚との付き合い方がわかってくる頃で、新たな後輩の指導役としても、やるべき仕事が増えてくる年代です。

また、万が一、別の道に進むとなっても、転職するうえで、このタイミングを逃せば、あとは一生このままかなと、少し気持ちの焦る年代なのだと思います。

私自身の周りには、休職して職場を離れていった人が何人かいましたが、法律で定められた基準の範囲で、ある程度の保障を受けながら、その期間を過ごしていたようです。

しかし、多くの場合、休職していた方は、その後、退職という道を選ぶことのほうが多かったです。

職員室での人間関係や、まわりからどう見られるか、気にするべき点が多く、よっぽど「一生を教育にささげるのだ。」というような強い意志が残っていない限り、戻ってくることは少ないです。

退職後は、教員免許をいかして、塾講師に転身したり、非常勤講師として別の学校へ行ったり、外国留学や、NPO法人の活動に参加したりと、さまざまな進路をとっているようです。

教師自身のことだけを考えたら、自分自身の進路に迷ったなら、一度立ち止まって、じっくり考えて進むべき道を考えれば良いと思います。

しかし、児童生徒としていられる短い時間の中で、あなたを「教師」としてとらえ、学ぼうと見つめている瞳がたくさんあります。

児童・生徒の前で悩んだり迷ったりすることは、人間らしくて、ある意味捨て身の教育活動になると思います。

目の前にいる児童・生徒を一時停止して、自分のことだけを考える時間をとる「休職」。

私はあまり良いものだとは思っていません。

立ち止まる時間もとても大切だけど、やると決めて飛び込んできた教員の道。たった1年間の教室でのつきあい。

この途中で、時間を止めてしまうことは、果たして良いことなのでしょうか?

しかしやるかやらないかはあなた次第です。

~南さん体験談~

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